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ひろうち92tトップ > 管理人のひとりごと > 秋の湯沢旅行記



久々に個人的な小旅行に行ってきました^^
行ったのは湯沢や苗場といった上越の標高の高い地域…
目的はもちろん紅葉の観光がメインです(^^ゞ
田舎が新潟県にあったこともあって千葉県在住ながら新潟にも馴染みが深く、
時々暇な時には小旅行に出かけることがあります。
湯沢とか苗場といえば、冬場になるとゲレンデがオープンし、スキー・スノボ客で
賑わう地域…
ただ、ほかの季節のこの地域ってあまり知られていませんが、ゴルフ場なんかでも
そこそこ有名なところでもあるんです^^
例えば、石川遼選手なんかは夏場、この地域でゴルフの練習をしているのだそうです。
(標高が高いため、夏場も比較的涼しくゴルフのプレイには向いている)
あと、秋の紅葉の絶景なんかも結構見どころが多いんですね^^



筆者は免許は取得してますが、車を持っておらず、仕事でも運転の機会がないことから
完全にペーパーと化しており、移動はもっぱら電車とバス。
ちなみに越後湯沢までは東京からだと新幹線(Maxとき)を使えば約80分で到着します。
筆者在住の船橋市からでもざっと2時間弱といったところ…
(余談ですが、新潟くらいであれば飛行機よりも新幹線の方が余計な搭乗手続きとかが
ない分、早いかと思います。時間も正確で、価格も安め)

ただ、急ぎの用事がない限りは鈍行を乗り継いで行っています。
所要時間は平均6時間くらいかかります。
そこまでして何故鈍行なのかといいますと…
特急の料金もありますが、それ以上に景色を楽しみたいという思いがあるんですね…^^
上越新幹線を利用された方はご存知かもしれませんが、群馬県(高崎から先)は駅以外
ほとんどがトンネルなんです。
早く着きたいだけなら大いに結構なんですが、景色を楽しむこともスピードに
酔いしれる(笑)こともないんです。
(大宮から先は300km/h近く出すので、鈍行とのスピードの違いは景色を
見ているとよくわかる)

ビジネスではスピードが求められますけど、「ホリデーくらいゆっくりで
いいじゃないか」
と。(笑)


↑ 車両は短く、扉も手開きのドア。ちなみにSUICAが使えない区間があるため、現金での清算が必要(2015年10月現在)

地方の列車は2〜3両しかなく、本数も1日に3〜4本なんてことも珍しくないため、
時間帯を選ぶ必要はあります。
実際にYahoo!の路線情報を活用して最も時間に無駄のない行き方をしています。
ただ、列車も都会の大混雑で人身事故だの非常停止ボタンだの、急病人だの1分に
ピリピリするような感覚もなく、ゆったりとしている感覚も良く、
レトロな車両も割と好きなんですね^^
都心を抜けるまではグリーン車で移動しますが、高崎以降の上越線内に来ると
通勤用の車両の感覚がなくなり、旅行用の車両っぽくなります。

※ 移動乗り継ぎとしては…
船橋−東京:総武快速線(横須賀線直通)
東京−高崎:高崎線(上野東京ライン。籠原あたりで乗り継ぐことも…)
高崎−越後湯沢:上越線(運転本数の違いで、水上で乗り継ぎの必要あり)




駅も時期によっては無人になっている駅もあり、自動改札もなく
改札を素通りできてしまうような駅もあります(^_^;)
(車内で車掌さんが切符の確認をしているが…)


↑ 今では日本全国どこにでもいるご当地ゆるキャラ。新潟県はこの「レルヒさん」になります。
 由来は日本に初めてスキーを伝えたレルヒ大佐がモデルなのだとか…


初日は移動がメインになってしまうため、観光はほとんどせず、到着後は宿泊のみ。
まぁ、土樽から湯沢まで約8kmのウォークラリーをしていますけどね…(゜-゜)
越後湯沢の駅前は栄えていますが、少し駅を離れるともうすぐに田園地帯…
川沿いに関越道のインターチェンジがあってその周辺が栄えているエリアで
周囲はすべて山間に囲まれています。
宿泊に関してはホテルでも構いませんが、ゲストハウスなんかでも気軽でいいでしょう^^


↑ ただ寝泊まりだけならゲストハウスなんかでも問題ない。ほとんどがセルフサービスのため、
 布団も自分で敷きます。サービス追求ならホテルが望ましいかも…(゜-゜)


ちなみに湯沢は東京や千葉、神奈川といった南関東の地域と比べて1か月ほど季節は
進んでいます。紅葉の見ごろも10月中旬〜下旬あたりになります。
到着した時の気温は12℃(16時の気温)。上着がないと寒いと感じるでしょう。
数年前、筆者は暑がりなものでこの時期に南関東と同じ気持ちで上着はおろか
半袖しかもっていかず、寒くて仕方なかったという素敵な思い出(笑)があるため、
今回は防寒具をちゃんと用意しました。



2日目…
バスに乗って苗場方面に移動…
同じ湯沢町ですが、越後湯沢から苗場プリンスホテルは約22km(※)も離れており、
加えて山道なので、バスでも40分くらい移動でかかります。
湯沢ICと水上ICの中間あたりに位置するため、車でも一番アクセスしにくい
場所でもあります(^-^;
苗場は一応新潟県ですが、地域としては関東と北陸と中部の境目に位置しており、
新潟・群馬・長野県の3県に隣接しています。
到着した苗場ですが、観光施設以外はほとんど人気がなく静かな地域…
何故、ここに来たのかといいますと…

(※ 同じ距離の目安としては新宿⇔浦和、神戸⇔甲子園くらいの距離)



目的はドラゴンドラ。
約5.5kmの長さのある苗場と田代高原をつなぐ日本最大級のゴンドラになります。
ここのゴンドラから見る景色は絶景なんですね^^
紅葉シーズンなんか特に!
やってくる多くの観光客もやはりこのゴンドラがお目当ての様子…
平日にも関わらず、やってきている観光客はかなり多いように見受けられました。
ちなみに一般車の入場は苗場プリンスホテルまでで、そこから先はシャトルバスでの
案内となります。



…というわけで、シャトルバスに乗って山道を進むこと5分…
ドラゴンドラの乗り場にやってきました!
シャトルバスは無料ですが、ドラゴンドラ(上り)&田代ロープウェー(下り)往復分合わせて
2200円かかります。
数年前にも紅葉シーズンに来たことがありますが、あの時と変わらぬ風景に
なっています(^^ゞ



やっぱり絶景は素晴らしいです(#^.^#)
空からの眺めはいいですね…
特に紅葉に染まった木々なんかは今のシーズンが一番きれいかもしれません^^



ドラゴンドラの特徴として山並に沿って上ったり下ったりを繰り返します。
そのため、高いところでは非常に視界が広くなる絶景ポイントになります。



ただし、その分落差も凄くてジェットコースターのような急こう配のところを
標高差200m以上下ることもあります。(もちろんスピードは出ませんが…)
そのため、高所恐怖症の方にはあまりお勧めできないかも…(^-^;


↑ ドラゴンドラから見た二居湖(左)と田代ロープウェーから見た二居湖(右)

途中、右手前方に湖が見えてきます。
この日は晴れていたこともあって眺めも良好でした!
ちなみに二居湖は南側から見下ろすドラゴンドラと帰りに乗った東側から見下ろす
田代ロープウェーの両方から見ることができます^^



到着した山頂駅…標高は1346m。
山麓駅が921mのため、アップダウンを繰り返しながら約400m上ってきたことになります。
観光客は多めですが、平日であったため、働き盛りの人はほとんどおらず、
ほとんどが仕事を定年退職した年配層の方々です。
実はここから先にさらに苗場山頂に登るための田代第2高速リフトもあります。
こちらも動いているようですが、絶景を楽しむにも登山を楽しむにも時期が遅いため
今回はパス。(この上はもう冬支度が始まっている)
苗場山頂は夏には尾瀬なんかと同じ広大な湿原がきれいだということで、
この登山に関してはまた夏に来たときかな…?
ちなみに登山道の入り口はここではありません。
駅の近くにログハウス風のレストランがあったので中に入ってみました。



メニューの中で、個人的に気になったのが「ドラゴンドラコーヒー」
そこで、さっそくそれを注文してみました。(1杯500円)
来たのは生クリームを上にたっぷり盛られたコーヒーでした。
あくまでグルメ旅行記ではないので、細かくは書きませんが疲れていると
特に美味しいと感じるかもしれません(^^ゞ
ちなみに生クリームは時間がたつと溶けてカプチーノのようになりました。


↑ 客席の中央には暖炉もあり、特に冬場はゲレンデ利用客に利用されてそう…(^^ゞ



ドラゴンドラ山頂駅から先は田代ロープウェー山頂駅まで歩くことにします。
距離的には約1km。距離的には短めです。
ただし、砂利道と赤土の未舗装路をアップダウンしながら約100m上ります。



尚、標高1400m前後ある田代高原ではもう紅葉の見ごろは過ぎており、木々も落葉した
後となっておりました。
途中、山間に囲まれた盆地に湖が見えます。これが田代湖…
エメラルドグリーンに染まる神秘的な湖といわれているようです。
ただ、この日の田代高原は曇っていて神秘的に染まる様子を拝むことはできませんでした。



たかだか100mの登山…
しかし、日頃の運動不足でそれでも息を切らしながら上るアリサマ…(^-^;
完全に運動不足ですね。
日頃から歩きなれているので足は全然問題ないんですけどね^^
先ほどの田代湖が見下ろせる眺めの良い場所が田代ロープウェーの山頂駅です。(標高1413m)



田代ロープウェーは少人数で乗るリフトではなく、50人以上が乗れる大型ロープウェー…
ただし、ドラゴンドラのように常に絶え間なく来ているわけではなく、上下に往復する
定期便のようになっています。
上の写真はその山頂駅から山麓駅の側を撮影したもの…^^
山頂駅が1413m、山麓駅が806mと約600mの標高差があります。
帰りはこちら側から山麓まで降りて湯沢方面へと戻りました。


↑ 田代ロープウェーの山麓駅入り口。中には乗り場の他、売店がある。苗場方面にシャトルバス(有料)も出ている



苗場プリンスホテルから少し三国方面へと向かうと、旅館やリゾートホテル、
リゾートマンションの立ち並ぶ地域になります。
ウィンタースポーツシーズンには最盛期を迎えるのでしょうけど、今の時期は
ガラガラでほとんど観光客も見当たりません。
土産物売り場の売店も今の時期は休業中の所ばかり…
辛うじて地元の人が利用する商店が1店舗だけ営業していましたが、それ以外は
全て休業中となっていました…

さて、湯沢駅に戻った午後…
まだしばらく時間もあるので、もう少し観光をしてみることに…
観光スポットとしては「不動滝」という滝が見られるポイントがあるため、
そちらに向かってみることにしました。

…が…



ガ━━(゚Д゚;)━━ン!

不動滝には丁度今の時期には行くことが出来ませんでした。



道路から少しわき道に入ると、民家や旅館の間を小川が流れています。
どうやらこの上流にダムがあり、不動滝があるようなのですが、どうもこの
途中で工事がされているようなんですね…



行けないものはどうしようもないので、別の場所を観光することに…
ちょうどこの不動滝の山道に入る入口付近に「雪国館」という資料館があったので
そこに入ってみることにしました。
「江戸東京博物館」などに比べると規模も小さく、入場料も500円と安めに
なっています。



中は名前通り越後の雪国にまつわる資料博物館…
かつて雪国で生活する人々がどういう暮らしをしていたのか…
その生活で使用されていた数々の器具が展示されていました。
目に入るのはスキーのソリ…
今ではウィンタースポーツの1つで利用されているこのスキーも元々は軍事目的で
素早い歩行と貨物運搬のために利用されていたようです。
確かに昔、犬にソリを引かせる映画を見たような記憶がありますね…



展示されていたのは生活備品の他、作物を荒らしていた動物の剥製…
そして、雪国を題材とした日本画が展示されていました。
(ちなみに日本画は撮影禁止のため、写真はありません)



最終日…
この日も少し観光を楽しんでから帰ることにしました。
新潟方面はあいにくの天気…
特に山の上の方は完全に雲がかかっており、頂上が見えません。
おそらく山頂の方は深い霧に覆われていることでしょう…
稲は既に収穫が済んでいるものが多く、ネギなど冬場によく見られる野菜類の
作物が植えられていました。



今回も鈍行を乗り継いで帰っています。
上越線も一部区間はトンネルが多かったり林しか見えないような味気ない車窓ですが、
景色が開けた場所になると結構眺めは良いです^^
特に川沿いの地域は景色も開けてて眺めが良いですね…



今回、水上駅で少し待ち時間があるため、改札から出て近くの温泉街へと
下りていきます。
新潟県側はどんよりした天気であったものの群馬県側に入ると日が差していて
だいぶ天気が違うことが分かります。
(ちなみに土樽(新潟県)と土合(群馬県)の間のトンネルは関越トンネルと同じくらい
長くなっている)

このあたりを流れている川は利根川の源流となっています。
(ちなみに新潟県側で見られた川は信濃川の源流であり、日本海に注ぐ全く別の川)
夏場なんかにはキャンプなんかもしても良さそうですね…(^^ゞ



中にはパークゴルフ場らしきものも発見。
プレイしている人は見当たりませんでしたが、これはこれで割と面白そう^^
最近、何でもないふらり旅をしていなかったので、久々に気分的にゆっくりできた
旅となりました^^
ちなみに身体は逆に結構疲れましたが(笑)



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