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ひろうち92tトップ > 管理人のひとりごと > 3山制覇の記録



7月下旬〜8月上旬、北関東〜信越地方へ登山に出掛けていました。
そこで、それについてまとめておくことにします^^
私の場合、技術者のくせに深く考えず、思い付きでパッと行動してしまう人間なので
今回もほとんど事前から綿密に登山計画を立てていたわけではなく、
去年の秋にたまたま苗場山の噂を聞いて気になっていたため、苗場山の登山と
そして、その周辺にある有名な山々を登ろうと思い立ち、向かったわけであります(^^ゞ
ちなみに上った山々は群馬県、新潟県、長野県の3県の境界付近にある山々…
まぁ、それなりに有名な山で、谷川岳・苗場山・平標山の3山です。
いずれも2000m級の山々…

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3山の登山のうちで最初に登ったのは平標山。標高は1983m。
越後湯沢駅からバスで苗場方面に向かい約30分…
バスの停留所は「平標登山口」といういかにもな名前になっているので、
間違えることもないでしょう(笑)
東京からだと新幹線(MAXとき)とバスを使って約2時間半で来れました。
時期としてはまだお盆前の時期でもあり、人も少ないかと思いましたが、
意外にも駐車場に停まっていた車は多く、登山者が多いことには驚きました。
まぁ、土曜日(30日)でしたけどね…(^^ゞ



登山口はおよそ標高850m…
ここから山頂まで1100mほど登って行くわけですが、大半が林道になっている
登山コースです。
出発したのは朝9:30頃…
登山者は年配の人と若い人で半々くらい…男女比も半々くらい。



道は比較的広めですが、階段は1段1段が段差があり、長く登り続けていると確実に
バテてきます(^-^;
まずは、中腹にある鉄塔が目標。
また、この山は虫が異常に多く飛び回っています。苦手な人にはきついかも…(^-^;
トンボと蜂が多いです。
トンボは別に苦手じゃないので平気ですが、気になるのは蜂…
それもオオスズメバチのブーンという低い羽音が自分の身にまとわりつきながら飛んでいる
時は結構冷や冷やさせられます。
まぁ、刺激しないように慌てず、無視しながら歩いてますが…
(ミツバチも休憩中とかに腕に停まったりしますが、ちょっかい出さなければ何も
してこないので怖くない。ハエみたいに追っ払おうとしないこと(注))




山道に入ってから約1時間…鉄塔に到着!!
見上げてみると、改めてその巨大さに驚きます。
ここを通って関東全域に電気が運ばれてるわけですからね…(^^ゞ
この時点でも息も絶え絶えだったので、しばし休憩…
しかし、実はここからが大変でした。



標高は1500mを超えて背の高い木々が減り、徐々に見晴らしが良くなります^^
ただ、一方で出発の頃晴れていた空が雲で覆われるようになってきました。
出発の頃も薄々感じていましたが、山頂のあたりは雲が多かったように見えます。



切り立った岩場と群生する高山植物…
時々、出現するきれいに一面花畑になっているエリアもまた登山の楽しみでは
あるでしょうか…(^^ゞ



岩場は肌の粗い砂利道…
これらの主成分は火山灰なのでしょう…(゜_゜)
斜面は結構急になり、疲れた身体にはかなりの障害…
しかも、幾つも峰が連なっているため、山頂かと思いきやまだで、登ったり下りたりの
繰り返し…気持ち的にも疲れました(^-^;



登り始めてから2時間半…
ようやく山頂に到着!ヽ(^o^)/
ちなみに山頂の天気はいまいちで、登る時に暑くはなかったものの正直景色は
雲でかすんでしまって良いとは言い難いものでした…(´・ω・`)
遠くで雷の音も聞こえたので、あまり長居はせずに下山。
水上の温泉でゆっくりと汗を流しつつ、次の山のために就寝…
ただ、疲れているはずなのにいつもと違う時間に布団に入るとなかなか眠れません(;^ω^)

【平標山登山】
9:50 : 平標登山口
10:50 : 鉄塔
12:40 : 山頂到着
13:40 : 山頂出発
14:40 : 鉄塔
15:20 : 平標登山口



翌日、水上から上越線で新潟方面(下り)に向かいます。(谷川岳の入り口は群馬県)
今度は谷川岳の登山ですが、その時に「土合(どあい)」という駅で下車します。
ただ、この駅は日本一のモグラ駅としても有名な駅…(^-^;
何しろホームが地下70mくらいの位置にあり、ホームから改札までに486段もの階段を
上らないといけないのですw(;^ω^)
トンネルの中に無理やり駅を作ったような感じです。
エスカレーターもないですよ。…既に登山が始まっているのです(^^ゞ
ちなみに外の気温は30℃ありましたが、駅のホームは15℃もなく、
涼しい通り越して寒いです。
雪解けの地下水が気温を下げているようです。地下水の影響で霧が立ち込めることも
しばしばあります。(1時間おきに換気はされてる模様…)
まるで鍾乳洞の奥から這い上がって行くような感覚ですね



ビル25階にも相当する長い長い階段を登り切ってようやく改札に到着!
足に自信がないとこれだけでも相当バテると思います(^-^;
地下水のため、地面も濡れているので足元にも注意。
ここからまずは一般道を通り、ロープウェイを目指します。



ロープウェイは「土合口」から「天神平」までの間で運行しており、標高746mから
1319mまでの約600mを登ります。
天神平はいわば谷川岳の中腹で、ここからが本当の登山…



谷川岳は天神平から山頂(トマノ耳)までは3.6kmくらいと距離にしては短め…
ただし、避難小屋から先は急な登り…
肌の粗い岩肌をよじ登るという表現が近く、とにかく足が丈夫でないととても登れません。
一般的な丸太で段差をつけてある登山道とは違い、ロープやチェーンのはられた岩の崖を
登るところが多いです。
運動不足が祟り、右足のふくらはぎがつってしまいました…(^-^;



今回も山頂付近は雲って…というよりも霧が深い状態で、見晴らしどころか数メートル先
すらも霞んでしまうような酷い見通しの状態…(~_~;)
上の写真は9合目辺りにある小屋の写真ですが、見ての通り霧でかすんでしまっています。



足もつってしまったので、登るスピードは急激にダウン…
それでも何とか山頂に到着!(標高1963m)
見通しはというと、ガスって何も見えないので最悪な状態でしたが、
とりあえず山頂には行ったという達成感は出来ました(^^)v
足も不安がありましたが、登りと下りでは使う筋肉も違うためか割とスイスイ下山が
出来ました。



下山後、土合駅でしばらく新潟方面の電車待ち…
電車は本数が少なく、13:46の次は17:56(最終)なのですw(;^ω^)
しばらく、そこで自然を満喫していました。
ふもとではまだ日が差していたので、やっぱり最悪の天候条件だったのは山頂だけ
だったようです…( ;∀;)
上の写真は土合駅のそばを流れる湯檜曽川(利根川の源流の川)。

【谷川岳登山】
8:35 : 上越線 土合駅到着
9:45 : ロープウェイ 土合口駅
10:00 : ロープウェイ 天神平駅
10:40 : 熊穴沢避難小屋
11:00 : 天狗のトマリ場
12:40 : 肩ノ小屋到着
13:20 : 肩ノ小屋出発
13:50 : 山頂 トマノ耳到着
14:00 : 山頂 トマノ耳出発
14:40 : ロープウェイ 天神平駅
15:10 : ロープウェイ 土合口駅
17:56 : 上越線 土合駅出発

翌日は足がボロボロだったため、湯沢でほとんど何もせず、足湯につかりながら
過ごしただけで、さらにその翌日…



今度は苗場山の登山コースへ…
今回は登山は6時間にも及ぶ長期戦…
一昨日のように足がつったりしないようにペースを考えながら登りました。
越後湯沢から苗場方面に出てるバスで、「神楽三俣(かぐらみつまた)スキー場」で降り、
そこから山道伝いに中腹にある和田小屋を目指します。
神楽三俣スキー場を出発したのは朝7:50のこと。
標高は神楽三俣周辺は650mくらい、和田小屋は1380m。
約700mの標高差を11kmの間に登ってきます。
緩い登りとはいえ、ずっと続くので和田小屋に着いたころには結構足にきていました(^-^;
丁度中間あたりには休業中のゲレンデのリフト乗り場があるので、
そこで行きも帰りも休憩しました。



およそ神楽三俣から2時間…和田小屋に到着!
しかし、ここはまだ中腹…いわば5合目…(^-^;
ここからが本番なので、しばらくそばにあったベンチで休憩…
いざ、休憩を経て登山の本番へと参ります!
時刻は9:55のこと…



苗場山は登山道が谷川岳ほどきつくはないですが、赤土の道が多く、
さらに濡れているためとにかく滑りやすい…(; ・`д・´)
実際、ズボンの裾と靴は泥だらけになりました。
途中、6合目、7合目、7合半のところにそれぞれ下の芝、中の芝、上の芝という
休憩ポイントがあります^^
このあたりの作りは結構親切ですね…(^-^)



8合目に当たる神楽ヶ峰までやって来ました。
苗場山山頂も見えるようになってきました。
ここから約100mくらい下ってから200mくらい登ります。
この日もあいにくの天気…
ふもとはまだ日も差していましたが、山頂に近くになるとやっぱり雲に覆われており、
8合目に当たる神楽ヶ峰では薄く霧が立ち込めていました…(~_~;)
嫌な予感が…(*´ω`*)



和田小屋からさらに2時間半…
目指していた山頂に到着!!ヽ(^o^)/

…でも景色は嫌な予感通り、最悪…orz

ガスってて何も見えやしません。
尾瀬なんかと同じように周りは湿地帯のようです。



木道を歩きながら移動するようです。
きっと晴れてたらすごく良い眺めなんだろうな〜と思いつつ…(~_~;)
深い霧に包まれながらもおぼろげながらに見える景色はそれを予感させます。



とりあえず、山頂の所で記念撮影。標高は2145m。
まさに天空の湿地帯のようです^^
天気が良ければ最高だったんですけどね〜
1時間ほど休憩しますが、霧が晴れることはなかったのでやむなく下山…
今度は晴れてるときに来たいな〜…(´・ω・`)

【苗場山登山】
7:30 : 神楽三俣スキー場
7:50 : 和田小屋に続く道へ
8:40 : ゲレンデリフト小屋
9:45 : 和田小屋
10:30 : 下の芝
11:00 : 中の芝
11:15 : 上の芝
11:35 : 神楽ヶ峰
11:50 : お花畑
12:30 : 山頂到着
13:30 : 山頂出発
14:00 : 神楽ヶ峰
14:50 : 下の芝
15:20 : 和田小屋
16:20 : ゲレンデリフト小屋
17:20 : 神楽三俣スキー場

晴れた苗場山についてはこちらで詳しく書かれていました^^

あと、山は登りよりも下りの方がケガをしやすいです。
平標山でも苗場山でも下りの時に滑って転んで手や足にけがをしました。
(転んだ拍子に木の根や小石で切ってしまうことが多い。直後は気づきにくく、
しばらくして血が出ていることに気づく)

足元には注意しましょうね…(^^ゞ



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