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ひろうち92tトップ > みんゴル日誌 > その他 > クリスマスにまつわるマイエピソード



いつも当サイトへご訪問いただきありがとうございますm(_ _)m
今回はみんなのゴルフとは全く関係のない話…
今週末の土曜日に久しぶりに実家に帰り、親孝行をしてまいりました^^
離れたところで暮らしているとなかなか会いに行く機会自体がありませんからね。
もうじきクリスマスなのでこの時期にまつわるエピソード話でもしてみようと思います。

…恋話?

いいえ、違います。
でも、今も続いている仲間との絆を大事にしようと思うようになった
きっかけの出来事でもあることは言っておきましょうか…



あなたは生きるか死ぬかの場面に遭遇したことってありますか…?

以前、大震災の記事も書いたことがありましたが、こういう大災害の被災地でもなければ
あまりこんな場面に遭遇することって都市型の生活をしているとないかもしれません。
私は生涯で2回あります。
1回目は幼少の頃、肺炎になり40℃の熱が数日間続いたことがありました。
当時はまだ子供で寝てれば治ると言われてたので意識もしたことがありませんでしたが、
のちに話を聞いたところではかなり危なかったらしいです。
まぁ、それに関しては特に今回の話題とは関係ないのでそれ以上触れるのは
やめときましょう。

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今回のエピソード話はその2回目の体験話から。

今を遡ること12年前(2001年12月)、丁度一回り前の巳年のこと。
当時、私もまだ大学生でした。
学校のキャンバスは丁度山のふもとに位置し、年に一度学校の恒例イベントとして
冬休み前にこの山に登るイベントがあります。
マラソンのように早く登れるのを競うものです。(雨天の場合、中止になる)

そして、この年は朝から雲行きが悪く、降るか降らないかという怪しい天候が
ずっと続いていました。
イベントの開催は午前中は普通に講義があるため、午後から。
イベントの開始の有無の判定がされた正午…天気は曇り…
予定通りイベント開催となりました。

私も高校時代の一時期ワンダーフォーゲル部に所属していたこともあり、
足には自信があり、エントリーしていました。
当時は3年…翌年は卒業研究やらで時間が取れないだろうということで、
最初で最後のチャレンジでもありました。
開始時刻は13時…選手団は一斉にスタートしていきます。

…しかし、運命とは残酷なものでタイミングを見計らったかのように
スタートしてすぐに雨が降り出しました。
ポツポツだった雨はやがて本降りになり、結局運営委員が「中止」の判断を下した
らしく、ロードから山道に入る手前で折り返して終了となってしまいました。

一緒に参加した友人は帰ってしまいましたが、何とも空しい気持ちが残ります。
時刻は14:30…
学校イベントは中止になってしまいましたが、一度も上ったことのない山に妙に
登りたい気持ちはずっと消えず、結局1人で上ることにします。

そんなわけで、下校し駅に向かう学生たちと真逆の山の方に向かって傘をさしながら
一人歩いていきます。
先ほど折り返した山道への入り口に着いた時は15:30を回っており、
冬至に近いこの時期は既に夕暮れ時…日没まで1時間もない時間です。
天気は雨から雪へと変わりつつありました。
同伴者はなく、自分ひとり。もちろん、こんな天気で上るような人もいませんでした。

冷静に考えてみれば明らかに無謀なことですが、当時は健脚だったのをいいことに
「日没までに登り切って帰ってくればいい。中腹にはケーブルカーもあるから大丈夫」
…なんてことを考えていました。
(※ 危険です!絶対にまねしないでください!)



途中までは順調で勢いに任せ、石段をどんどん登っていきますが、
そんな無茶なペースで山道を登っていたためか左足がつってしまいます。
困ったことになったと思いながらもまだあきらめずに左足を引きずりながら
さらに登っていきます。
ところが、今度は右足に負担がかかり続けたために右足もつってしまいました。

しばらくは立ち上がることもまともにできず、その誰も通らない山道の石段の上で
激痛に耐えながら両足のふくらはぎをマッサージ…
雪はますます強くなり、あたりはどんどん暗くなっていきます。
ウィンドブレーカーを着ておらず、手袋もなし。ジーパン+ダウンジャケットの
服装だったため、下半身は雪解けで湿り、凍えるように寒くなってきます。
手も脚もしびれて絶対感覚がありませんでした。



何とか動き出せた頃は、既に回りは日没後…
街灯もない真っ暗な林の中の山道…
1段上がるのも手をつきながらの状態…
微妙に見えはするもののほとんど真っ暗な状態の山道です。
雪は積りだしあたりは白くなり始めていました。
中には雨からできた水たまりでびちゃびちゃになってたところもありました。

正直、どのくらい上ったのかは定かでなく、ただ当時は夢中だったということだけです。
寒さや痛みと戦いながら石段に手をつき4つんばいのようになって登っていたと
いうことくらいしか記憶にありません。

…どのくらい上ったでしょうか…?
明りが見えてきます。
山の中腹にある茶店の明かりでした。そこに何とか入り暖をとらせてもらいます。
甘酒やら焼きおにぎりだとかをたのんだことも覚えています。
時刻は7:30(PM)となっていました。
すっかり命拾いしたと思いつつ人とのつながりの大切さもその時考えてました。
(余談ですが、今もその店には年に1度、冬場に顔を出しています)

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クリスマスというと日本では子供がサンタからプレゼントをもらう
…というイメージのある行事ですが、欧米では家族の絆を大事にする日だと
され、イエス様に感謝し、家族のつながりを深めようという目的があるようです。
サンタクロースとは元々子供のためだけにいるのではなく、人を幸せにするための
存在にある人のようです。
…しかし、これは言いかえれば誰でもサンタの代わりになれるということ
でもあると思いませんか…?
イエス・キリストだって人の子であることに変わりありません。
サンタクロースだって人の子であることに変わりありません。
…だとしたら自分とどこが違うのか…?

情報発信者には多くの人をハッピーにする良い情報発信者と
多くの人を傷つけ炎上させて多くの憎しみを生む悪い情報発信者がいます。
自分であれば間違いなく前者の方がいいに決まってるので、そうなるように…
…という気持ちでこれまで続けてきました。
今の時期には特に先ほどの過去のエピソードを思い出すのでそう思うわけですね(^^ゞ
これからも良きサイトとして機能させていきたいところです。
そんな意味合いも込めて、これをお読みの方すべてに…

メリークリスマス!!

【おまけの豆知識】
(クリスマスの始まりは西暦354年に当時のローマ法王が衰えゆく太陽が再び熱や
光を蘇らせる冬至の祭りだったがこの太陽の祭日をキリスト教徒は
「正義の太陽」であるキリストの祝日として祝うようになったことが始まりだった
ようです。ちなみにキリストの生まれた日については聖書には明記されてないらしく、
しかも文章構成から冬でもないらしいので、あくまでキリストの誕生日というのは
後世の人間が勝手に決めたことのようです)




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