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ひろうち92tトップ > その他ゲーム > ボクと魔王の世界考察



攻略終えたついでに「ボクと魔王」の世界はなかなか面白い世界観だな〜と感じたので
色々と考察してみました。
正確には違うのかもしれませんが、個人的に感じたこの世界についてのお話です。
かなり裏設定的なお話です。
あくまでゲーム内では「ルカ少年」視点なので、世界全体を理解するのは難しい所
ではありますが、所々で伏線と思われるイベントもあり、「きっとこういうこと
なんだろうな〜」
というレベルの考察ですが、お付き合いいただけると幸いです。
尚、この記事内容はネタバレ全開で書いてます
未プレイの方、攻略中の方は一度クリアしてからご覧いただいた方が良いと思います。

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1.この世界が出来上がるまで



この世界はベーロンが作り上げた箱庭世界です。
こんな世界を作った理由は「娘のマルレインと永遠に過ごしたい」から。
この世界は外界と切り離され、時間が経過しても年を取りません。

…では、なぜベーロンはこんなことを考えたんでしょうか…?

多分、彼には愛する妻がいたんだと思います。(マルレインにとっては母親)
ただ、理由こそわかりませんが何かしらの理由で他界しました。
父と娘だけになってしまった2人ですが、この時妻を失ったベーロンは深い喪失感と
ともに「娘もいずれ自分の元から離れる」ことを恐れました。
妻がいなくなった分、今度は娘を溺愛してしまったのです。
おそらくこれはマルレインにとっても悲しい出来事で、幼い頃に母を失った
マルレインは母の愛を十分に受けられずに育ちました。
そして、このマルレインのお母さんは形見としてオルゴールを残していた…
ただし、このオルゴールはベーロンの作った世界のどこかで紛失してしまいます。



ベーロンはその後、娘と永遠の時間を過ごすため、外の世界とは隔離された小世界に
幾つも新世界を作りました。
それぞれの世界でどのように過ごしてきたのかはわかりませんが、ベーロンは
善が悪を制裁する世界を主に作っていたと思われ、
戦いと混沌の世界が多かったと思われます。
「子供はヒーローに憧れる」ということをベーロンは考えていたのかもしれません。



一方のマルレイン…
まずマルレインは永遠の命など望んでいませんでした。
世界が創造されたころのマルレインの年齢はルカ少年の1〜2歳くらい下くらいと
思われ、推定14〜5歳くらい。
その年齢にもなれば、あまり父親からベタベタされるのは嫌だと感じる年齢です。
しかも、正義と悪が戦う戦乱の世も決して好きではありませんでした。



マルレインにとってはこれが大きなストレスとなってたわけですが、
マルレインの性格からなかなか父親に歯向かうことができませんでした。
(もしかしたら「こんな世界にはいたくない。元の世界に戻りたい」と言ったかも
しれませんが、ベーロンのあの性格から見て強く叱られたんだと思います)

次第にマルレインは心を閉ざすようになりました…

ある時、ベーロンはのちに魔王スタンと勇者ロザリーの誕生することになるお化けの
世界を作りました。
そして、この世界の下準備として大魔王ゴーマを誕生させ、それに対抗する伝説の
勇者ホプキンスも誕生させました。
そして、暴れまくっていたゴーマをベーロンの目論見通り勇者ホプキンスが倒しました。



しかし、ここでベーロンが想定していなかった事態が起こります。
この世界で最初に作った世界図書館の分類表作成人の1人であるポラックがホプキンスと
手を組み、この不当な分類支配を壊そうとこの世界のあちこちに穴をあけました。
その後、この2人はベーロンによって消されたのかもしれませんが、世界に空いた穴は
そのまま残りました。
このポラックものちの歴史にはどんな願いも叶えられる不思議な魔法使いとして
語り継がれることになります。



その世界に空いた穴に気付いたマルレインはベーロンのそばから離れたい一心で
父にばれないように世界のはずれのトリステの町にあった世界の穴に身を隠します。
ただし、父の存在の確認用に自分そっくりな人形を残してから隠れました。
のちにこの人形は彼女の世界を監視する目となります。



突然娘がいなくなってしまったベーロンは驚き、その小世界を探し回りますが、
どうしても娘の姿を見つけることができません。
分類の力によって娘は絶対安全と保障されてたはずの小世界…
分類支配を破る者があけた穴から外の世界へと飛ばされてしまったと悲しみにくれる
ベーロンでしたが、同時に分類支配を外れる者を酷く憎むようにもなりました。

それから300年という年月が経過…



自ら身を隠したマルレインは当然ながらベーロンの前には姿を現しません。
待てど待てど戻ってこない娘の寂しさに耐えかねたベーロンはルカ少年の家にあった
マルレインそっくりな人形に目をつけ、その人形に「マルレイン」という名前を付け
娘が戻るまでの間、娘の代わりに一緒に過ごそうと決めました。




2.繰り返される分類支配の歴史

ベーロンは第2幕としてゴーマ・ホプキンスの戦いの再来として
大魔王スタンを目覚めさせ、それを倒すための勇者も選別することにしました。



ベーロンは当然この人形のマルレイン(以後、王女マルレインと書きます)もお化けたちに
危害を加えられないよう分類で「王女」という特権を付け、お化けはもちろん
魔王スタンでさえ彼女の魂には手出しができないようにしました。
その後、この王女マルレインは少女マルレインにとっては動くことのできる目となり、
この世界の監視となりましたが、やはり行動はベーロンと一緒になってしまい、
つまらない時を再び過ごすこととなってしまいます。



魔王復活の時の3年前…
ベーロンは魔王と勇者の間に因縁を作ろうとまだ復活前の状態のスタンを
勇者大学在学中のロザリーに会わせ、2人の間に因縁の種を作ります。



そして、3年後…
いよいよベーロンの考える魔王復活の時がやってきました。
各自に役割が与えられ、順調に事が進んでいるように思われましたが、
魔王スタンの入ったツボがサーカスから捨てられました。
おそらくこれはサーカス魔王だったブロックが意図的に捨てたのでしょう。



理由はもちろんこの分類支配をされたこの世界を壊すため。
(本来はこのツボを下水道の一番奥の魔法陣の所に持っていくのが彼の役目)
そして、彼の目論見通りテネルの役場所長のルカのお父さんの所に行きました。



アニーが呪われた後、アニーを治すために地下に家族を集め拾ってきたツボの解説をして
願いをかなえるための儀式を始めます。
ルカのお父さんは少し勘違いをしていましたが、結果として魔王スタンを呼び出す
魔法陣を作り、スタンは分類の無いルカ少年に憑りつく魔王となりました。



ベーロンにとってはこれがかなりの誤算となり、大魔王復活のシナリオを
書き換えることを余儀なくされました。
そこで、ベーロンは各地にいる魔王候補たちを勇者と戦わせ、最後に残った魔王候補に
なった者は下水道の奥に行くことを記憶の中に刷り込みました。
そして、「分類表」にも「魔王」という新分類を加えます。
そして、サーカス団帳のブロックには今度は魔王マップを真の勇者となる者にだけ
渡して魔王候補たちを倒すように仕向けました。
しかし、これもブロックはベーロンの言いつけを守らず勇者じゃない者にも魔王マップを
ばら撒き、ベーロンが一番渡されては困る分類を外れた少年の手にも渡ることになります。



そして、ベーロンはこの世界を王女マルレインと一緒に大魔王復活と
新たな大勇者の誕生を見物するため、王都からの使者として来たという設定で
水の都リシェロへとやってきます。
そして、ここでは王女マルレインが水泡魔王に誘拐され、そこに助けに来た勇者と同行
させることで真の勇者と同行させようとベーロンは考えました。



しかし、予想外なことにロザリーには魔王スタンの影のくっついたルカ少年も同行して
いたこと。
この時、ベーロンはロザリーの言葉をそのまま信じたのかは不明ですが
「この地味な少年が一緒にいたところで真の勇者と同行する旅に大きな支障が出る
ことはないだろう…」

と考え、ロザリーの申し出にOKしました。



ところが、この後、ルカ少年の取った行動が王女マルレイン…そしてそれを手足そして目
として見ていた少女マルレインの心にも大きな影響を与えることになります。
おそらく、少女マルレインは母親がいない身のため、またモブである人間たちや
お化けたちにも分類によるセーフガードのため、抱き着かれたことなどなく、
予想外の抱擁が恋心を抱かせる要因となります。
(この行動がとれたのもルカ少年が分類支配を外れていたためと思われます)



王女マルレインは「王女」という分類を付けられているため、基本的に偉そうな
態度でふるまうように精神が出来上がっています。
ただし、それを覗いているのは他でもなく、少女マルレインなので、
その気持ちが人形である王女マルレインにもダイレクトに伝わります。
建前上、王女と凡人の関係なので、召使いとして扱おうとしますが、
少女マルレインが恋心を抱いているため、王女マルレインの心情も身分の違う恋愛です。



しかし、それだけではなくもう1つ王女マルレインにはルカから離れたくない理由が
できることになります。
それはルカのお母さんの存在…



ルカのお母さんは「母」という分類以外の分類がかけられておらず、
故にテネルのパン屋や酒場の女将さんたちと違い、子供に愛情を注ぐ家庭的で優しい
という事以外特徴のないごく普通の母親であったこと。
これが母の愛情に飢えていた少女マルレインには強い魅力を感じたと思われます。



このことから単純にルカへの恋心だけでなく、この家族全体を好きになり
「この家庭の一員になりたい」と願ったではないかと思います。
リンダとのけんかの後、「召使いのままだとリンダとの勝負で不利になる」と感じた
から一度、「召使いにするのはやめる」と言ったこともありますし、
これは「王女」という分類に反する行為になりますが、言うならベーロンの入れた
分類を破った行動がとれるほど強い愛が王女マルレインにはあったことになります。



その後、ある程度王女マルレインの行動を黙認していたベーロンでしたが、
王女マルレインの心はどんどんベーロンから離れ、ルカ少年の方に向かってしまいます。
この時点でかなりベーロンは焦っていたと思われ、この少年をどうやってこの世界から
消滅させるかを考えていたと思われます。



そんな中、ベーロンにとっては嬉しい誤算というべき出来事が起きました。
「ルカ少年が自分からこの小世界の外へと消えてくれた」
…ということです。
しかし、それでも王女マルレインの記憶から完全にルカ少年の存在がいなくなっては
いませんでした…
おそらくこれはその裏にいる少女マルレインの心にルカ少年の存在があるから。
王女マルレインには分類支配があるため、少年の存在は完全に消されたはずですが、
少女マルレインの心が王女マルレインに残ってもいないはずなのに「楽しかった記憶」
として記憶させていました。



そして、元サーカス魔王だったブロックによってベーロンの恐れていた事態が起きます。
ルカ少年の存在がこの小世界の住民たちに戻り、王女マルレインも例に漏れず記憶に
はっきりとその存在が戻りました。



そして、この予想に反する出来事の連続でついにキレたベーロン…




そして、これによって世界を見る目や手足を失った少女マルレイン…
しかし、ベーロンが依然としてこの世界を支配している以上姿を見せるわけにも
いかず、悲しみに暮れながら過ごすことになります。



本性を現したベーロンはその後、ルカ少年はもちろん勇者ロザリー、魔王スタンとも
敵対することになります。
ただし、この2人にはまだ「勇者」「魔王」という分類支配が残っていました。
ベーロンはこれを利用し、この2人には直接手をかけずに2人を同士討ちさせ、
消滅させようと考えます。
しかし、ボイスレコーダーで2人を正気に戻します。
ルカ少年の持つボイスレコーダーはテネルの教会に保管されてたものですが、
もしかすると、これも300年前に少女マルレインが旅先を監視されないように捨てた後、
ポラックが分類の力を破るように細工をしてたのかもしれません。



こうして分類支配を嫌う多くの人々の助けもあってルカ少年はベーロンを倒し
分類による支配を消滅させました。
ベーロンは世界の壁の消滅後、出てってしまった娘の姿を求めて外の世界へと
当てもなく旅立っていきます。
娘を失いたくない一心で行動した結果、娘の気持ちを理解できずに娘を失った
男の末路です。



ベーロンの気配がこの世界から消えたのを察知した少女マルレインは
ようやく閉じこもってたトリステの町にあった世界の穴から出てきます。
そして、一番行きたかった場所…
ルカ少年とその一家の暮らす家にやってきます。



おそらく少女マルレインにとっては最高のハッピーエンドとなったと思います。
何故なら彼女が本当に欲しかったのは格好良い勇者でもなく、えらい王族としての
地位でもなく、平凡でも良いから幸せな家族と一緒になることが一番の望み
だったからです。
そして、この不幸続きだったこのルカ少年もまた最高のハッピーエンドになった
んじゃないかと。



また、トリステの町に住む人たちは分類支配が解けたことで徐々に世界に溶け込んで
いくと思われ、ゴーストタウンにも少しずつ活気が戻ってくると思われます。

…ということで、この考察はいったん終わりにします。
気が向いたら二次創作ネタ漫画とか作るかもしれません。(*‘∀‘)

…ということで、勝手気ままに書き綴ってきましたが、この世界の考察です。
ある程度この物語は完結してるので続編は難しいかもしれませんが、
過去の世界…ゴーマが世界を荒らしてた時代のストーリーなんかはできるなら
見てみたいですね^^
(ドラクエVの伝説の時代のように)




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